こんにちは、平自工です。

20度近い暖かな日が続いたかと思いきや、またまた10度以下に…。
寒暖差が激しいですが、皆様お体にお気を付けください。
本日は日常のちょっとした豆知識です。
ガソリンスタンドにある、黒くて丸いアレ【静電気除去シート】の必要性についてご説明します。

セルフのガソリンスタンドでは、ガソリン計量器に静電気除去シートが取り付けられています。
計量器で油種を選んだあと、『静電気除去シートに触れてから、燃料油キャップを開けて給油してください』
といったアナウンスが流れますが、皆さんはちゃんと触れていますでしょうか?

ガソリンはマイナス40度という低温でも気化してしまいます。その際に非常に揮発性の高い可燃性の蒸気が発生します。
その蒸気は、静電気などわずかな火花でも引火してしまう危険があるのです。
特に乾燥しやすい冬場は、静電気が発生しやすくなっており、もし静電気の火花が蒸気に引火すれば大事故につながる可能性があります。
2022年中に発生したガソリンスタンドなどを含む危険物施設で発生した火災及び着火事故のうち、静電気火花での着火が38件と全体の16.8%でした。
これは、高温表面熱に次いで着火原因で2位となっています。
つまり【静電気除去シート】はかなり重要な役割を担っていたのです。

静電気除去シートに触れるのは指先だけでも大丈夫です。
ただし、手袋やグローブを着用している場合は必ず外してから触れてください。

平自工では、季節のトラブル対策、日々のメンテナンス、パーツの交換、お車の購入サポートをご対応させていただいております。

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