高校を卒業し、就職や進学、アルバイトなどをきっかけに「車が必要になるかもしれない」と感じる方は多いと思います。
地方では特に、車があるかどうかで通勤や通学の負担が大きく変わることも少なくありません。

一方で、初めての車選びは分からないことだらけです。
「とりあえず安い車を選んだ」「よく分からないまま決めてしまった」という声を、私たちはこれまで何度も聞いてきました。
この記事では、車の販売や整備に携わってきた立場から、高校卒業後に初めて車を買う方が後悔しやすいポイントと、その考え方についてお伝えします。

新車と中古車、初めての1台はどう考える?

初めて車を購入する場合、多くの方が中古車を選んでいます。
理由の一つは、購入費用を抑えやすいことです。社会人になったばかりの時期は、生活費や貯金など、車以外にもお金が必要になる場面が多くあります。

また、運転に慣れていないうちは、小さなキズや擦り傷を気にしすぎてしまいがちです。
その点、中古車であれば過度に神経質にならず、落ち着いて運転に集中できます。
最初の1台は「長く乗る車」というよりも、「経験を積むための車」と考えるのも一つの考え方です。

「安いから」という理由だけで選ぶ危険性

初めての車選びで多い失敗が、車両価格の安さだけを見て判断してしまうことです。
確かに購入時の金額は重要ですが、それだけで決めてしまうと、後から思わぬ出費が発生することがあります。

例えば、納車後すぐに修理が必要になったり、消耗品の交換が重なったりすると、結果的に高い買い物になってしまうこともあります。
車は「買ったら終わり」ではなく、「そこから維持していくもの」だという意識がとても大切です。

初めての車は「使いやすさ」と「安心感」を重視したい

初めて車を持つ方には、運転しやすく、扱いやすい車がおすすめです。
サイズが大きすぎる車は、駐車や狭い道での運転に不安を感じやすく、ストレスの原因になることもあります。

燃費の良さや修理のしやすさも、長く乗るうえで重要なポイントです。
見た目や憧れだけで選ぶのではなく、日常的に使うシーンを想像しながら、自分の生活に合った車を選ぶことが安心につながります。

意外と見落とされがちな維持費の話

車を持つと、購入費用以外にもさまざまな費用がかかります。
自動車保険やガソリン代、車検や点検、オイル交換やタイヤ交換など、定期的な出費を避けることはできません。

特に若い世代は保険料が高くなる傾向があるため、「毎月どれくらいかかるのか」を事前に把握しておくことが重要です。
無理のない範囲で車を選ぶことが、長く安心して乗り続けるためのポイントになります。

初めてだからこそ「お店選び」が大きな差になる

初めて車を買う方にとって、どこで購入するかは非常に重要です。
分からないことを気軽に質問でき、専門用語を使わずに説明してくれるお店であれば、不安を感じにくくなります。

また、購入後に「ちょっとした異音が気になる」「この警告灯は大丈夫なのか」といった相談ができるかどうかも大切です。
車は長く付き合うものだからこそ、売った後もサポートしてくれるお店を選ぶことをおすすめします。

まとめ

初めての車選びに不安を感じるのは、決して珍しいことではありません。
分からないことをそのままにせず、納得できるまで相談しながら選ぶことで、後悔のない一台に出会いやすくなります。

自分の生活に合った車を選べば、移動が楽になり、行動範囲も大きく広がります。
高校卒業後の新しい生活を支えてくれる一台を、ぜひ慎重に、そして前向きに選んでください。