HVやEVPHVなどの言葉をよく耳にしますが、そもそもどのような車なのでしょうか。今回はこの4つのエコカーについてご紹介します。 

HV

HVとは、「Hybrid Vehicle」の略で、日本では通称「ハイブリッドカー」と呼ばれている車です。エネルギー源のガソリンを燃焼させ、エンジンを動かすことで走行します。電気で動くモーターも搭載していますが、あくまで燃費をよくするための補助的な役割です。 

HVはコンセントからの充電ではなく、ブレーキで発電するなど 走行中の力をうまく使って発電しています。EVのように充電を行わないため、維持費としてガソリン代がかかります 

 

EV

EVとは、「Electric Vehicle」の略で電気自動車という意味です。その名の通り、給油の必要がなく電気で走る自動車です。維持費としてかかるのは電気代となります。 

充電は、公共用の充電スタンド、もしくは家庭用コンセントです。急速充電ができる公共用のスタンドを使えば最速30分で充電が完了します。 

 

PHV 

PHVとは「Plug-in Hybrid Vehicle」の略で、「プラグインハイブリッド自動車」と言われることもあります。特徴は、ガソリンエンジンを使うHVに充電できる機能を搭載していることです。 

ガソリンで走ることもできますが、基本的には公共用のスタンドや家庭用コンセントから充電した電気で走行します。 

PHVの場合、ガソリンで動かすエンジンは走行用というよりも、主に発電用で、これでEVのデメリットだった航続距離の短さは改善され、同時にHVのデメリットだった高い維持費も抑えることができます。まさにEVとHVのメリットを兼ね備えたいいとこ取りの製品だと言えるでしょう。 

 

FCV 

FCVは「Fuel Cell Vehicle」、つまり燃料電池自動車のこと。上記の3種類の自動車と比べると構造が特殊です。 

専用の水素ステーションから補充した水素を使って自家発電した電気をエネルギー源として走行します。そのため、同じ電気を使うクルマでも、EVやPHVのように家庭用コンセントや公共用のスタンドから充電することはありません。 燃料が水素だから、排出されるのは水のみで、「エコ」という観点ではとても優れた車です。 

 

いかがでしたか?エコカーと言っても種類・特徴は様々ですので、メリットやデメリットを比べながら、自分に合った次世代自動車を選んでみるのもいいかもしれませんね!